(永遠なれ 風の恵み 水の恵み 火の恵み 土の恵み 神を讃えよ 光を讃えよ 闇を讃えよ 永遠に 神を讃えよ 光を讃えよ 闇を讃えよ チエレ ニ セ タフホロ ホ ヴィ フ ヒエ チャ ヴィ チュレウ レウ ヴィ シェ ヒエ チャ ヴィ チュレウ ハイヒティ ヒエ チャ ヴィ チュレウ ヴィ デュジュネル ヒエ チャ ヴィ チュレウ ホレウ ニィヤ セ デュテライア ケーホミロ ニィヤ セ デュテライア アムレウ ニィヤ セ デュテライア チエレ ニ ホレウ ニィヤ セ デュテライア ケーホミロ ニィヤ セ デュテライア アムレウ ニィヤ セ デュテライア) 私達は大空の下(もと)で 気侭に彷徨う民 楽器の音とこの歌声だけを 抱いて生きてゆく 生まれてから死を迎えるまで 自由なこの身体と 時を超えて生き続けてゆく 自由な魂 踊れ 歌え 日が落ちるまで 夢中にして差し上げましょう 飲めや 騒げ 喧騒の中 あなたと目が合った 「この国のことなどもう捨て置いて 君と共に生きたい 嗚呼 逃げられるならば」 「私のことを見もしない こんなにも私は あなたを愛しているのに… 私のことだけ見つめる あなたによく似たその目を選んだ」 「僕はあなたのことだけを愛している だからあなたを気にも留めない 兄上のことなど忘れて」 『この国を共に治めよう』 (追え 追え 捕らえよ 反逆者を セ ティヤー セ ティヤー セ エルホミーラホロ フィシュ ヴィ ロエアムチュッサアム ニィヤ) 蒼い 蒼い 石の地下道 籠の外へと繋がる 紅い 紅い 松明掲げ 影が二人を追う 「この国のことなどもう捨て置いて 君と共に逝きたい 嗚呼 逃げられぬならば」 「私のものにならぬとて 逃がしはせぬ 嗚呼 この手で裁こう」 「死して結ばれようなどと 決して許すまじき願いぞ」 「永遠の別離を与えよ」 「片方には永遠の闇を 私もいずれ沈む闇へ 片方には永遠の生を 二度と二人は出会えない」 (祭司が彼女に歩み寄る 掲げるのは不思議な道具 聖なる儀式が今始まる フジュッサイアチュッサイア ウォ ホヒ ヴィ ッサイア ニ フミーホロ ホテ ヴィ クスホロ ウォ ヴィ ハヤーソーシュロエ ヴィ チュ フジュカルホロ ヴィ ロエッサロエ ウォ ジュミー フィ ヴィ ッサミーホロ) (魔法の水をたっぷりと 目に 耳に 流し込む やがてそれらが染みわたり 血となり肉を支配する ミーハイヤー ヒエ レウ ヴィ シェ ニィヤ デュエル ヴィ ディミロ カル ヴィ ホッサハンリ チャ ニ レウテ ニ アム ヴィ ホイェ ヒャルッシネウ ウォ ッサレウエレデュミロ ネル ニ カルミロ ミャチュ ニィヤ ッサフィジュシェホロ) 耳を潰され 目を灼かれ 永遠に生き続ける力を得た そんなもの望んではいない 東方には生ける者達の 永久に続く繁栄 夢のような喜びの宴 楽園があるという 西方には今は亡き者の 静かに住まう世界 この世にまた生を享けるまで 暮らしているという 追放という名で 解き放たれた 私は往く 貴方のもとへ よろめく足どり 微笑みながら 遥か彼方 死者の住まう街へ (エレデュッサ ウォ ラレウカル ヴィ ホネウ ホテカルデュ ッサテアム シェミーヤー ミーネルノ) (永遠に 貴方を探して 生きてゆく チエレ ニ タフカルデュ ニィヤ ルィ ヴィ ホッサイェ ジュロエイェエラチュ)